中国メディア・東方網は6日、「潜在力で伊藤美誠を超える日本の12歳少女に、中国卓球界は気を付けろ」とする記事を掲載した。

 記事は、来年に延期された東京五輪の卓球女子では日本の伊藤選手が中国の金メダルを阻む最大のライバルになると紹介。伊藤選手が昨年の国際大会で陳夢選手を除く中国の主力選手を倒すほどの実力を見せており、来年に向けてさらに進化を遂げることが見込まれるため、大いに警戒して対策を講じる必要があるとした。

 その上で「日本には、進化し続けている新星も存在する」とし、それが日本男子のエース張本智和選手の妹である張本美和選手であると伝えた。現在12歳の張本選手は、昨年日本のU-18メンバーに入るなど実際の年齢を大きく上回る実力をすでに身に付けており、なおかつその潜在力は伊藤選手を凌ぐほどであると紹介している。

 そして、今年2月に行われたチェコでのジュニアオープンではジュニアの女子シングルス、カデットの女子シングルスと女子ダブルスの3部門に出場し、「27戦全勝」でそれぞれ優勝を果たしたことを取り上げ「彼女が日本代表に選ばれるのはもはや時間の問題。14歳になれば、中国のトップ選手としのぎを削ることになるのだ」と伝えた。

 さらに、張本選手が目覚ましい活躍をするにつれて、若き中国人コーチである孫雪コーチにも関心が集まっていると紹介。11歳で中国チャンピオンになった孫コーチについて、高校時代に日本に渡り、そのまま日本の大学に進学、その後程なくして選手からコーチに転身し、2018年に張本美和選手のコーチに就任すると指導力の高さから注目を集めるようになったとしている。

 記事は、伊藤選手を完全に攻略できていない中で張本美和選手という強力なライバルが頭角を現しつつある状況に「中国代表は、同じ年代の選手育成を強化する必要に迫られている」と伝えた。(編集担当:今関忠馬)(イメージ写真提供:123RF)