梅雨が明け、日本列島に本格的な夏がやってきた。とはいえ新型コロナウイルスの影響により、今年の夏は去年までとは雰囲気も、できることも大きく変わってしまっている。そして、夏の日本を楽しみにやってくるはずだった多くの中国人観光客の姿も、今年はない。

 中国のポータルサイト・百度に5日、「日本の夏と聞いて、思い浮かべるものは何か」とする文章が掲載された。

 文章は、各地で梅雨明けした日本列島は8月に入って気温が上昇し、空気に夏特有の焼けるような暑さが付きまとうようになったとしたうえで、暑い夏に清涼感を与える日本の夏の代表的な風物詩を紹介している。

 まずは、夏祭りだ。もともと疫病の鎮静や豊作を願って行われるようになった夏祭りは、今や日本の夏に欠かせない楽しいイベントになっており、青森のねぶた祭、京都の祇園祭など全国各地で大規模な祭りが行われ、大勢の人出でにぎわうとした。

 次に挙げたのが、夏祭りと並ぶ日本の夏のイベントである花火大会である。7月下旬から8月下旬にかけて多く行われる花火大会は、「浴衣を着てあなたと一緒に見に行きたい」というロマンティックの象徴にもなっており、日本の映像作品にしばしば登場すると説明している。

 夏祭りと花火大会が、特に日本のアニメやドラマを好む中国の人たちにとっては夏の日本を訪れる最大の理由、動機と言えるだろう。新型コロナにより夏祭りや花火大会が次々と中止になってしまったのは、非常に残念というほかにない。

 記事はさらに、風鈴、うちわといった日本の夏に欠かせない、清涼感を呼ぶアイテムについて紹介。うちわは中国発祥としたうえで、風を起こすだけでなく虫を追い払うこともできるとしたほか、花火大会で浴衣を着て扇ぐ姿が大変画になると伝えた。風鈴については、軽やかな音が心に清涼感を与えてくれるのだとしている。

 そして、削った氷の上にシロップや果物を乗せたかき氷、暑い日の食べ物の代表格であるそうめんについて紹介した。(編集担当:今関忠馬)(イメージ写真提供:123RF)