「備えあれば憂いなし」という言葉があるように、日本では病気に備えて保険に加入したり、災害などに備えて防災訓練を定期的に行うなど、「万が一」に備えることは社会的な常識となっている。

 中国人から見ると、こうした常識は「日本人の危機意識の高さ」を示しているように映るようだ。中国メディアの百家号はこのほど、日本人が強烈な危機意識を持っているのはなぜなのかと疑問を投げかける記事を掲載した。

 中国では日本が先進国となり、製造業をはじめとする様々な分野で高い競争力を持つのも「危機意識があってこそ」という主張が多く見られる。常に危機感を抱いているからこそ「日本人は何事も楽観視せず、現状に甘んじることなく努力を継続してきた。それが日本の成長につながった」という論調だ。

 では、なぜ日本人は中国人が言う「危機意識」を常に抱いているのだろうか。記事は英国と日本は共に同じような島国だが、英国は地震がほとんど起きない国であり、自然災害も日本ほど強烈ではないとし、それゆえ英国人は日本人のような危機意識は抱いていないと主張した。

 続けて、「やはり日本という国が置かれた自然環境による要因が大きいのではないか」と主張し、日本は四方を海に囲まれ、天然資源に乏しいうえに地震などの自然災害が多発する国であることを強調。厳しい生存環境が日本人に「万が一」に備える精神性と、「現状に甘んじることなく努力を継続できる」という強烈な「危機意識」をもたらしたのではないかと考察した。(編集担当:村山健二)(イメージ写真提供:123RF)