中国人の日本旅行は、モノ消費からコト消費へと変化してきたと言われる。中国では経験できないようなことを提供する日本の観光地は多く、旬の果物狩り・野菜狩りもその1つだろう。中国メディアの騰訊はこのほど、過去に「日本でいちご狩りをした」という中国人の体験談を紹介する記事を掲載した。見えないところにまで工夫がされていると称賛している。

 記事の中国人筆者が訪問したというのは、地面より高い位置で栽培する高設栽培を採用したいちご農園だ。いちごが土に接しないので清潔であったうえ、高さが2段になっていたので、高さの低い下段は小さな子どもにぴったりの高さだったと親切な設計に感心、感動した様子だ。

 また、客を楽しませながらビニールハウス内をきれいに保つために工夫をしていたと紹介。客には小さな容器を渡し、食べ終わったいちごのヘタを入れてもらったり、より客に喜んでもらうために、練乳やチョコレートソースを準備し、もぎたてのいちごにつけて食べられるようにしていたと伝えている。さらに親切さを実感したというのは、いちご狩り以外にもインスタ映えしそうな看板や子どもの遊び場、休憩所などを設けていたことだ。日本では至れり尽くせりのサービスが受けられると言えるだろう。

 そして最後に、よりおいしいいちごができるように設備投資を惜しまない姿勢が見えたと紹介。いちごに合った温度、湿度、光、酸素などを用意するための設備があり、たくさんあるいちごの品種それぞれに合った方法で栽培していたこと、減農薬のために害虫の駆除は天敵を使うといった工夫を紹介。記事の中国人筆者は最初、いちご狩りの価格が高いと感じたようだが、おいしいいちごを栽培して消費者に提供するうえで、見えないところでさまざまな努力をしていたことを知り「それだけの価値があった」と称賛している。

 日本は野菜も果物も中国人からすると値段が高いと感じるようだが、高いのにはそれだけの理由があると言えるだろう。(編集担当:村山健二)(イメージ写真提供:123RF)