古代中国は、日本から遣隋使・遣唐使を派遣されるほど発展していたのに、いつから日本に遅れを取ってしまったのだろうか。中国メディアの百家号は29日、「清の時代から日本に遅れを取るようになった」とする記事を掲載した。日本は江戸時代にすでに「蘭学」があったことが大きな要因だとしている。

 記事は、「江戸時代の日本は社会の発展の度合いとしては中国より劣っていた」と紹介。しかし当時の日本は鎖国の中にあっても出島を通してオランダと接触することができたため、「蘭学」を学ぶ機会にも恵まれたという。蘭学は、日本に医学、天文学、物理学、化学といった知識、測量や砲術など国防軍事関連の学問、それに世界地理や西洋の歴史など、西洋の様々な知識を日本に与えてくれたと紹介した。

 一方の清には、「蘭学」を学ぶ環境が整っていなかったと記事は指摘。中国には「他から学ぶ姿勢」も欠けており、蘭学に接する機会はなかったものの、英国から学ぶ機会があったにもかかわらず、自負が強かった中国は「外国から学ぶことはない」と自らその扉を閉じてしまったと分析した。そのため、清王朝末期に「洋務運動」と呼ばれる西欧化政策を行ったものの、明治維新とは違って失敗に終わったと伝えた。

 他から学ぼうとするのは日本の良さの1つであり、江戸時代は蘭学も含めて教育レベルや知識レベルが高かったことは間違いない。近代日本は、中国人がこれまで思っていたよりも早くから近代化の基礎ができていたといえそうだ。(編集担当:村山健二)(イメージ写真提供:123RF)