2019年11月に小惑星「リュウグウ」を出発した小惑星探査機「はやぶさ2」は、12月6日に地球に向かってサンプルの入ったカプセルを放出し、カプセルは南オーストラリアに着陸する予定だ。そして「はやぶさ2」は引き続き次なる惑星への調査に向かうという。

 中国メディアの百家号は7月30日、このはやぶさ2のリュウグウでのミッションがいかに難しかったかを紹介し、中国人は「日本の宇宙開発能力を侮っていたかもしれない」とする記事を掲載した。

 記事はまず、宇宙開発に意欲を示す国は多いが、月探査を実現させた国は数えるほどしかないと紹介。挑戦しても失敗したケースは非常に多い。それほど資金と技術力が必要な分野であるが、地球の近くにある星は月だけではない。記事は、月よりはるかに遠く、地球から3億キロの距離にある小惑星「リュウグウ」からサンプルを持ち帰るはやぶさ2の技術は相当なものだと手放しで称賛。はやぶさ2の持つ意義もこれまでになく大きいと高く評価している。

 リュウグウには、太陽系が生まれた約46億年前の水や有機物が今でも残されていると考えられている。それで、はやぶさ2の持ち帰った地表の岩石により、地球の水はどこから来たのか、生命を構成する有機物はどこでできたのかといった謎が解明されることが期待されていると記事は紹介した。

 また記事は、これがいかに難しいミッションであるかを力説。3億キロ離れた所にあるわずか約900メートルの小さな星を探索するというだけで多くの国を驚かすことができるのに、「そこからサンプルを持ち帰るなどということは、とんでもない技術だ」と感服した。

 その極めて高い技術で世界を驚かせた「はやぶさ2」は、持ち帰るサンプルにも世界中の期待がかかっていると言えるだろう。サンプル回収とその後の分析結果を楽しみに待ちたいものだ。(編集担当:村山健二)(イメージ写真提供:123RF)