中国でも寿司や刺身などの日本料理を提供する店が増えつつあり、日本の生食文化は中国人にも徐々に受け入れられてきているものの、「日本人はこんなものまで生で食べているのか」と驚く食材はたくさんあるようだ。中国メディアの百家号は28日、日本の食文化について「日本人はなんでも刺身にして生で食べるのか」と驚きを示す記事を掲載した。

 記事は、近年日本を訪れていた中国人観光客の楽しみと言えば、富士山や桜といった観光資源だけでなく、寿司や刺身といった日本にしかない「生食」の文化を体験することも旅行の目的に加わってきたと指摘した。

 中国には生食の文化はないので、これまで寿司や魚の刺身に対しても抵抗を感じる中国人は少なくなかったと言われる。しかし、経済成長に伴って人々の生活スタイルや考え方も変化し、「見分を広め、積極的に異文化を体験すること」にお金を使う中国人が増え、値段は高くても本格的な日本料理を提供する店で刺身を味わい、その美味しさに目覚める中国人も増えてきているようだ。

 しかし、「刺身は鮮度と肉質にあった切り方が重要であり、仕入れルートや調理人の技術が大きく影響する」ため、中国で美味しい刺身を味わう機会は非常に限られていると言えるだろう。また、中国で食べることのできる刺身は主にサーモンやマグロ、タコやエビなど一部の海産物が中心であり、それ以外の刺身を食べる機会は中国ではほとんどない。

 記事は「日本人は新鮮な海産物は何でも刺身で食べるうえに、海産物以外でも牛肉や馬、鶏肉ですら生で刺身にして食べる」と驚きを示した。肉類の刺身は家庭ではなかなか食べられないが、本当に鮮度の良い肉ならば刺身で食べることは可能なようだ。記事は日本人が肉類ですら刺身で食べることに驚きを示しつつも「肉の生食には正しい知識と厳格な衛生管理が必要で、細菌による感染症や寄生虫の危険があるため、日本で食べられているからと言って、中国でも安全な刺身が食べられるわけではない」ことを強調した。(編集担当:村山健二)(イメージ写真提供:123RF)