トイレは日常生活に欠かせない設備であり、それゆえいつも清潔にしておきたい場所でもあるが、中国メディアの騰訊は21日、日本のトイレ文化がこれほど世界的に有名になったのは「配慮や清潔さという日本ならではの文化を体現した存在だからだ」と論じた。

 記事は、日本のトイレ文化に心から敬服できる点があると主張し、それはトイレの「清潔さ」だと指摘。日本人がトイレの衛生環境を「非常に重視していること」は日本でトイレを利用すればすぐに分かることを強調した。

 続けて、日本人がトイレの清潔さを重視するのは、トイレには「トイレの神様」が住んでおり、トイレを清潔にすることによってトイレの神様に金運を良くしてもらえるという信仰を持っているからだと紹介。中国には「かまど神」と呼ばれる台所の神様に対する信仰はあるが、トイレの神様は存在せず、こうした信仰文化の点で日中には違いがあることが分かる。

 さらに、日本のトイレは清潔なだけでなく、商業施設のような場所であれば男子トイレには「子ども」の背丈に合わせた子ども用の便器があるなどの配慮が見られると紹介。子ども用の便器を設置するという配慮のおかげで子どもだけで用を足すことができ、親からすれば「男の子を女子トイレに入れたり、母親が男子トイレに入ったりする」ような恥ずかしい思いをせずに済むと指摘した。

 自宅のトイレを清潔にする努力を払う中国人は少なくないが、中国で清潔感を感じさせる「公衆トイレ」を見つけるのは難しい。設置されたばかりの新しいトイレであったとしても、あっという間に汚れてしまうのが常であり、誰もが快適に利用できる清潔さや配慮という点ではまだ進歩の余地があると言えるだろう。(編集担当:村山健二)(イメージ写真提供:123RF)