中国人はメンツを大切にすると言われるが、メンツのために無理をして家を買ったり、少しでも高級な車に乗ろうとしたりする人は少なくない。そして、中国人にとっては「外食時の支払い」もメンツがかかわる重要な時なのだ。

 中国メディアの百家号は28日、中国人は外食時に「お金を払いたがる」ことを伝える記事を掲載し、「これは日本人には理解できないであろう」と論じた。

 日本では「割り勘」の文化があり、食事代などを人数で均等に割って支払うことは決して珍しいことではない。大人数での食事会をしたところで、誰か1人だけが参加者全ての費用を負担することは日本ではまずないことだ。

 記事は、中国には「日本人には理解できない習慣がある」と指摘し、それは複数の人で外食をした際に「支払いを巡ってもめる」ことだと紹介。日本では割り勘が当たり前だが、中国では「自分が支払いたい」と考える人が多く、「誰もが自分に支払わせて欲しい」として、請求書をめぐってもめるのだと伝えた。

 これは、中国人にとって支払いを負担することは「メンツ」を保つことであるため、「支払いたくない」というのが本音であっても「メンツ」のために大盤振る舞いしてしまう人が多いことを伝えた。

 最近の中国でも「AA制」と呼ばれる割り勘が広まりつつあるものの、相手にご馳走することによって「メンツ」を保つ習慣は根強く残っている。中国を訪れ、中国人と食事をする機会があれば、多くの場合はご馳走してもらえるだろうが、次は相手を食事に招待し、ご馳走し返す必要もあることを覚えておくと、人間関係がスムーズに行くことだろう。(編集担当:村山健二)(イメージ写真提供:123RF)