新型コロナウイルスのパンデミック前、日本を旅行で訪れる中国人は年々増加していたほか、仕事や留学で日本で暮らす中国人も増えていた。日本を訪れて初めて体験することもあるようで、なかには日本滞在中に警察から「職務質問」を受けた中国人もいるようだ。

 中国メディアの今日頭条は27日、日本で職務質問を受けたという中国人筆者の体験を紹介する記事を掲載し、「法律上は拒否することができるが、実際に拒否することは困難だ」と伝えた。

 記事はまず、近年多くの中国人が日本に興味を持ち、実際に旅行で訪れた人も多いと紹介。そして、多くの中国人が日本に対して抱くイメージといえば「治安の良さ」であると伝えつつ、日本の治安が良いのは日本の警察が行っている「職務質問」で犯罪の芽が摘み取られているからではないかと分析した。

 続けて、中国人筆者が日本で受けた職務質問の様子を紹介。筆者は夜、買い物に出掛けたが、無灯火で自転車に乗っていたため、警察から「職務質問」され、注意を受けたと伝えた。同時に、篭の中にある袋の中身が何であるかも調べられたが、職務質問を受けている本人が袋を開けて中身を見せる必要があったと論じた。

 日本では「警察官職務執行法」という法律により、職務質問の際に行う所持品検査は警察官が行うことはできないと規定されていると紹介。さらに、「法律上は職務質問や所持品検査を拒否することができる」が、職務質問は警察官が犯罪の芽を摘み取るために行なっていることであり、「実際に拒否することは困難だ」と強調した。

 中国では、よほど怪しい行動を取っていたり、法律違反をしていない限り警察に呼び止められることはまずない。それゆえ、日本を訪れた中国人が警察官から職務質問されるというのは驚きの出来事だったようだが、日本の警察は中国の警察のような「高圧的な態度」が見られなかったことにも驚いたに違いない。事実、職務質問をした警察官が「大変申し訳ないが、袋の中を見せてもらえませんか」と腰の低い態度で要請してきたことは中国人からすれば意外であったようだ。(編集担当:村山健二)(イメージ写真提供:123RF)