企業の存続は日本はもちろん、中国の企業にとっても切実なテーマだが、中国メディアの騰訊はこのほど、日本には「100年企業」どころか社歴が「1000年を超える企業」も存在すると驚きとともに伝える記事を掲載した。

 中小企業庁によれば、日本には約421万社もの企業が存在するが、記事は「そのうち社歴が100年以上に達する企業は3万社を超えている」と驚きを示し、さらに「多くの人が想像だにしなかった点」として、日本には100年どころか創業から「1000年を超える企業」すら存在すると強調。しかも1000年を超える超長寿企業が複数存在していることだと説明し、1000年企業のうち最古の企業は金剛組であり、なんと1440年以上も存続してきたことは驚愕の事実であると紹介した。

 もちろん日本にも寿命が短い企業だって存在するが、1000年企業が複数存在することの背後には何か重要な要素が存在するのだろうか。記事は、この点について、「3世代先を見据えた長期的な視点での経営」や、「身の丈に合う規模での経営」、また「企業にとっての競争力の源泉を強化し続けること」、「顧客だけでなく、社員や取引先、地域社会などあらゆるステークホルダーを大切にすること」といった点は長寿企業に共通する要素だと指摘した。

 また経営者が個人の価値観よりも企業の社会的使命を優先させようとする「愚直さ」や、大きな利益を目指してリスクを取ることを回避し、バランスのとれた経営を目指す「中道の精神」、さらには企業が社会に対して「恩返しする」という精神が存在することも、日本に長寿企業が数多く存在する秘訣になっていると論じた。

 記事は、愚直さ、中道、恩返しという要素のうち、愚直さと中道は西欧諸国には理解しにくい考え方だと指摘。しかしこの愚直さと中道は企業び寿命にとって非常に重要な要素であり、世界の長寿企業トップ10の大半が日本企業で占められていることと密接に関係しているとの見方を示した。(編集担当:村山健二)(イメージ写真提供:123RF)