日本ではいつのころからか大型のコインランドリーが各地で見られるようになった。単身者や学生が利用する場所というイメージは一新され、最近は家に洗濯機があっても利用する人は多く、一定の需要があると言えるだろう。これは中国人からすると驚きのようだ。中国メディアの百家号は27日、洗濯機があるのにコインランドリーを利用するというのは、中国人には理解できないとする記事を掲載した。

 中国も経済成長に伴って、洗濯機は各家庭に普及したと言える。記事によると中国人の考え方は「洗濯は家でするもの」だという。そのため、日本のドラマでコインランドリーが出てくるのが不思議に感じるそうだが、日本のコインランドリーは中国人の想像とはずいぶん違うと紹介している。

 そもそも、中国人はコインランドリーに対する誤った先入観があるようだ。例えば、多くの中国人は「コインランドリーは汚い」と思っていると記事は指摘。公共のものは不特定多数の人が使用するので汚いということになるのだろう。しかし記事は、日本のコインランドリーではドラム内を掃除する機能が付いていると紹介。それに管理人がいて機械も含めて定期的に管理しているので、清潔だと伝えている。ただ、もしこれが中国だったらここまで清潔に保てるかは不明だ。

 記事はさらに、家庭に洗濯機があっても何でも洗えるわけではないとも指摘。布団のような大型の洗濯物はコインランドリーでなくては洗えず、日本の梅雨は長いのでコインランドリーの乾燥機は便利だと紹介した。また、温水で洗ってくれるのでよりきれいに汚れが落ち、家庭ではできないダニ退治もしてくれるとその需要を伝えている。

 また、「洗濯機があってもいつでも使えるわけではない」と中国との違いを指摘している。アパートなど、騒音が気になる建物では夜遅くに洗濯機を回すのは気がひけるものだ。また、週末に家事をまとめて行う場合、大量の洗濯物を一度に洗って乾燥できるコインランドリーが重宝されるのだと伝えている。

 人々の生活が違えば市場が提供するサービスも違ってくるというのは、興味深いものがある。実際、中国には日本のようなコインランドリーはほとんど見かけない。中国でコインランドリーを見たことがない人は、日本旅行で1つの体験として試してみるのも良いかもしれない。(編集担当:村山健二)(イメージ写真提供:123RF)