日本のリサイクル業界は市場規模が大きく、しかもその市場は年々拡大を続けている。中国メディアの百家号は24日、日本には根強い「古着」の文化があると驚きとともに紹介する記事を掲載した。中国では他人が着た中古の服を売り買いし、古着を着用する文化はごく一部の人だけが楽しんでいる状況なので驚くようだ。

 記事はまず、中国にも「閑魚」など中古品を取引するフリマアプリがあるが、「中古品販売業は日本こそが元祖」と紹介。中国ではデジタル化が進んでいるため、ネット上で売りたい人と買いたい人とをマッチングさせるサービスはあるものの、規模は小さく「日本のようにリサイクルが定着してはいない」と指摘している。

 では、なぜ日本では古着の売買がすっかり社会になじんでいるのだろうか。記事は、服の流行は移り変わりが早くすぐに型落ちしてしまうが、日本には「レトロ」という感覚があり若者に古い服が好まれると紹介。日本の若者は、個性を大切にしたおしゃれを楽しむので、むしろこういうところで掘り出し物を探すのが楽しいという。それに、流行は繰り返すものなので、昔の遅れたデザインの服も10年ほど経つとまた流行り出すと指摘している。

 さらに、日本では古着以外にも「ブランド品」も若い女性や学生に需要があると紹介。バッグ、アクセサリー、時計などの不用品を買い取り、洗ってきれいにして包装し店頭に並べると伝えた。どれも基本的に「1点もの」なので考えようによっては貴重である。

 記事は、日本のリサイクルショップは「中国人が想像するような陳腐でごちゃごちゃしたイメージではない」と紹介。古着というと、中国人は色あせた服が山になっているイメージだそうだが、店内は意外にもきれいで明るく整然と並べられていて、法律で禁じられているので「偽物も置いていない」安心感があると魅力を伝えている。

 日本でリサイクルがこれだけ支持されているのは、ものを大切にする節約志向も関係しているのだろう。今年は新型コロナの影響でどの業界も業績悪化が避けられないが、こういう時こそリサイクル業界は支持されるのかもしれない。(編集担当:村山健二)(イメージ写真提供:123RF)