世界的な異常気象が中国にも大きな影響を及ぼしており、降り続いた大雨によって中国各地で深刻な水害が発生している。中国はもともと水害の多い国だが、近年は被害が深刻化する傾向にあるようだ。

 中国メディアの騰訊網は23日、日本には水害を防ぐために建設された世界最大級の地下放水路があることを紹介する記事を掲載し、その姿はまさに「地下神殿のよう」であり、このような「巨大な建築物を作ってしまうなんて恐ろしい」と伝えた。

 記事はまず、日本は国土が小さな島国で、四方を海に囲まれているため降水量も多く、毎年多くの台風も上陸すると伝え、水害が発生しやすい土地であると論じた。そのため、日本は雨水をすばやく下水に流し、洪水が発生しないためのインフラを整備していると紹介し、日本と同じように水害に悩まされる中国は「学ぶに値する」とした。

 続けて、日本が14年の歳月をかけて2006年に完成させた「首都圏外郭放水路」はとりわけ注目に値すると紹介、地下トンネルから流れ込む水の勢いを調整するための「調圧水槽」は、長さ177m、幅78mもあり、59本の巨大なコンクリート柱が林立していて、その貯水量は67万立方メートルもあると伝え、まるで「地下神殿」のようだと論じた。

 「首都圏外郭放水路」はこれまで大雨が降ったときに首都圏の洪水被害を激減させた実績があると伝え、このような「巨大な建築物を作ってしまう日本は恐ろしい」と伝えた。

 中国でも都市部を中心に下水道設備は整いつつある。一方で、下水管や排水溝がゴミや油で詰まっていて、大雨が降った際に雨水がスムーズに流れていかず、すぐに水溜りができてしまうのが現状だ。洪水被害によって人命が失われることのないように、学べる点は学んでほしいものだ。(編集担当:村山健二)(イメージ写真提供:123RF)