中国メディア・網易は20日、日本人が「中国の発展は恐ろしくないが、恐ろしいのは中国の眼中からすでにわれわれがいなくなっていることだ」と語ったとする記事を掲載した。

 記事は、中国の経済発展は「世界において真似することのできない奇跡」と呼ばれており、かつては遠く及ばないとされてきた日本に対しても2010年にGDPで追い越して以降、多くの分野でリードを広げていると紹介した。

 そして、日本のある経済学の教授が以前に「中国の発展は決して恐ろしいものではない。恐ろしいのは、われわれがもはや中国人の眼中から外れていることだ」と忌憚なく語ったと伝えている。

 そのうえで、10年前の時点では確かに中国は経済面でも技術面でも大きな目標として、そして一番のライバルとして見てきたとする一方、この10年間で世界の局面は天地をひっくり返すほど大きく変化し、中国は経済大国になるとともに「世界の工場」から「イノベーション・技術振興国」へと変身したと主張。今では通信、電子関連製品をはじめとする各種ハイテクが中国から絶えず生み出されており、さらに進化を続けているのだとした。

 記事は、現在の中国国内のネット世論を見ると「日本はもはやしばしば取り上げられる国ではなくなっており、比較の対象として真っ先に挙がるのは米国になった」ことが容易に見て取れると紹介。もはや日本に追い付き追い越すことが目標ではなく、米国を超越することが中国にとって最大の目標になっているのだと論じている。

 中国のネット上ではいまだに日本について「学ぶべき相手」「なおも大きな差がある」といった紹介が多く見られる。しかしその一方で、記事が伝えるように確かに日本に対する見方、捉え方に変化が生じているのではないだろうか。強い力を持った中国に、日本が相手にされなくなる日がやってくる可能性は全くないと言えるだろうか。(編集担当:今関忠馬)(イメージ写真提供:123RF)