世界の識字率は近年格段に上昇し、ユニセフが発表した2011-2016年における若者(15-24歳)の識字率は、男性が92%、女性が85%となった。

 しかし、日本が江戸時代にはすでに高い識字率を誇っていたことは世界のなかでも特殊な例と言えるだろう。中国メディアの百家号はこのほど、日本は江戸時代にはすでに世界一の識字率だったと言われていることを紹介する記事を掲載した。

 記事によると、世界的に見ても識字率と「工業化」の程度は連動しているそうだ。しかし日本はこの点で例外だという。日本は工業化が進んだ明治時代よりずっと前、江戸時代には就学率が70%以上に達していて、すでに大工業都市になっていた英国でさえ就学率が20-25%、フランスに至ってはわずか1.4%だったと紹介した。日本の就学率は「寺子屋」で学ぶ子どもを含んでいるようだが、それでもかなり高い割合と言えるだろう。

 当時、身分の高い一部の富裕層だけでなく、庶民の子どもでも教育が受けられたというのは、当時の日本を他国と大きく異ならせた点だ。記事は、その大きな作用となった「寺子屋」について、寺を利用して教育の場にするという方法で、日本ではすべての都市だけでなくどの村でも身分や豊かさに関わらず教育を受けられたと称賛している。

 それだけ江戸時代が発展していたということでもあり、当時の日本は清以上に進んでいて、だから明治維新の基礎を据えることができたのではないかと記事は結んだ。実際、江戸末期から明治初期に日本に来た西洋人も日本の識字率の高さには驚きを示している。国の発展に教育は不可欠であり、教育の基礎という面で明治維新のころの日本と中国には決定的な違いがあったと言えるだろう。(編集担当:村山健二)(イメージ写真提供:123RF)