日本人について「礼儀正しく、民度の高い国民」というイメージを持っている中国人は多いようだが、中国メディアの騰訊はこのほど、「日本人の民度は非常に高いと思っていたのに、踏切の警報を無視して線路に進入する日本人もいる」と伝え、日本人の「イメージとは違う一面」を伝える記事を掲載した。

 記事は、中国のネット上では様々な実体験を根拠に「日本人の民度は非常に高い」と称賛する書き込みが多々あると指摘。たとえば「日本人のひったくりが逃走中に、ちょうど目の前の信号機が赤に変わったので律儀に信号を守って停止したために、警察に追いつかれて逮捕となった」という書き込みも見られると伝えた。

 この書き込みが実話かどうかは不明だが、このような笑い話を通じて日本を訪れたことのない人でも「日本人は誰もが周囲に配慮し、マナーやルールを厳格に守っている」と思い込んでいる中国人は多いと伝えた。「ひったくり」をしている時点で民度が高いとは言えないと思うが、その点を訝る人はあまりいないようだ。

 一方で記事は、こうした情報を鵜呑みにして「本当に日本人の民度は非常に高いと言い切っても良いのか」と疑問を呈し、今度は日本で撮影された動画をもとに、「線路付近で踏切の警報が鳴り、遮断機が下がってきているのに、強引に進入して線路を横断する日本人もいる」とし、規則を守らない日本人も実際には存在するのだと主張。確かに日本人の民度は全体的には高いかもしれないが、中国のネット上で見かける情報は「誇張」されている可能性があり、盲目的に信じることは危険だと論じた。

 こうした記事を見ると、SNSの発達によって日常の何気ない行動が瞬時にネット上で拡散され、良くも悪くも日本人の印象を左右する行動として中国のネット上で一人歩きする可能性があると言えるだろう。(編集担当:村山健二)(イメージ写真提供:123RF)