中国のポータルサイト・百度に17日、日中戦争がはじまった当時に日本と中国の間に存在した実力差について論じた記事が掲載された。

 記事は、今から83年前の1937年7月7日、盧溝橋事件によって日本が中国への全面侵攻を開始したと紹介。現在では「島国の日本が広大で物も豊かな中国を侵略するとはとんでもない野心だ」と考える人がいると一方で、「実際のところ、当時の両国の国力を見れば日本が自信満々で戦争を仕掛けたことがうかがえるのだ」と伝えた。

 そして、当時の日本が持っていた総合的な国力は世界的に見てもとても強く、大きく発展し続けていた工業が日本の国力を飛躍的に高め、軍事、科学技術を目覚ましく進歩させていたと説明。「日本による侵略行動には、堅実な後ろ盾があったのだ」と評している。

 一方で、天皇を中心とする帝国主義思想により国と軍隊が高いレベルで団結していた日本とは異なり、当時の中国は共産党と国民党が対立していたほか、社会において各種勢力が互いに圧迫し合う状況で、国内は大いに混乱していたと指摘。国民党を主とする資本主義勢力が末端民衆を圧迫し、社会には多くの不満や恨みがあふれ、このような状況では国民の士気など高まるはずもなく、外部からの侵攻に抗ううえで悪影響を与えていたと伝えた。

 さらに、航空技術の面でも日本は後発国だったにもかかわらず非常に高い水準を持っていたと紹介。日中戦争がはじまった1937年には高い性能を持つ96式戦闘機が海軍で就役し、その2年後にはかの有名な「零戦」が登場したとする一方で、当時の中国はこの分野でも非常に遅れており、戦闘機のみならず多くの軍備を他国からの輸入に著しく依存していたとし、日中両国間の差が大きかったことを説明した。(編集担当:今関忠馬)(イメージ写真提供:123RF)