今年も梅雨時の豪雨が日本各地に大きな被害をもたらした。梅雨が明けて本格的な夏がやってくると、今度は台風への警戒が必要だ。さっきまで穏やかだったのに急に雨風が強くなる台風は、自然が持つ荒々しい性格を垣間見る瞬間と言える。そしてこのような台風の性質はしばしば、人間の性格を形容する際にも用いられてきた。

 中国のポータルサイト・百度に20日、かつて日本人の学者が日本人の性格を「台風」と表現したことを紹介する文章が掲載された。

 文章は、近現代の日本の哲学者・和辻哲郎氏がかつて自身の著書で、日本人の性格を台風に例えて説明したと紹介。和辻氏の考え方によれば、日本人の性格には「忍耐と突発」という2つの傾向があり、この傾向を生んでいるのは、ちょうど熱帯と寒帯の入り混じる日本の地理的な環境なのだと伝えた。

 そして、日本の社会には強い管理、制御のシステムが存在し、これにより人びとが大いに抑圧されているとする一方、ひとたびこの抑圧が発作的に解放されると恐ろしいことになると説明。それは切腹や心中、敵討ち、そして、第2次世界大戦で見られた自爆的な攻撃といった事象によって表出してきたと解説している。

 記事はその上で、日本人が持つ「台風」のような性格は、日本のアニメヒーローにも表れていると説明。典型的なヒーローアニメの主役は限界までひたすら耐え続け、これ以上ガマンできないとなった時に怒りを爆発させ、想像もできないようなパワーを発揮し、奇跡を生み出すのだとし、日本人はこのようなストーリー展開を大いに好むのであると伝えた。(編集担当:今関忠馬)(イメージ写真提供:123RF)