中国のポータルサイト・百度に19日、「日本にはどうして『おから工事』がないのか」とする記事が掲載された。「おから工事」とは、劣悪な材料を用いたり、施工で手を抜いたりした、倒壊などの事故のリスクが高い建築工事のことだ。

 記事は、日本では「おから工事」の問題をほとんど耳にしないほか、施工がストップしてから長い期間放置された建物の話も聞いたことがないと紹介したうえで、その理由を3つの点から論じている。

 まず1点めは、建築に関する法律が厳しいことを挙げた。日本の建築基準法は非常に細かい部分にまで規定が及んでおり、中でも材料選びに関する規定は特筆すべきで、各種建築ごとにそれぞれの建材基準が設けられていると紹介。また、建材については「品質管理法」によっても管理されており、劣悪な材料がそもそも市場に流通することがないとした。

 2点めに挙げたのは、官民によるダブルチェック体制だ。建物が完成した後、行政当局の審査にパスする必要があると同時に、民間の指定検査確認機関のチェックも受けなければならないとし、この機関の専門家たちが政府機関同様非常に細かい検査を行うのだと伝えている。

 そして3点めは、違反した際の懲罰が重いこととした。日本では規定に反した場合、たとえ事故が発生しなかった場合でも実刑判決を受ける可能性があるとしたほか、法的な処罰以上に社会的な制裁が怖いと説明。大手でもない限り挽回のチャンスはなく、倒産に追いやられるとともに、頻繁に発生する問題ではないがゆえにその後数十年にわたって事あるごとに事件が蒸し返され、当事者は「後悔の一生」を送ることになるのだとした。(編集担当:今関忠馬)(イメージ写真提供:123RF)