中国メディア・騰訊網は19日、「日本は確かに先進国になれたものの、その先行きは決して明るくない」とする記事を掲載した。

 記事は、ある国の発展ぶりをを示す指標として、経済の発展とともに国民の幸福度があると紹介。仕事に対する満足度、教育や医療の保障、個人の自由の保障といった要素が幸福度に影響するとしたうえで「実のところ、日本人の幸福度は決して高くない。教育や安全の面では満足しているが、仕事の時間が長く娯楽の時間が少ないために、仕事に不満を抱いている人が多いのだ」と伝えている。

 また、現在の日本は、20世紀に築き上げた輝かしい歴史が重荷になっているとし、「かつての急速な発展によりインフラは確かにしっかり整備された。工業基盤も発展したが、一方で『日本の工業は無敵だ』という自尊心を膨張させることになり、自尊心に浸り続けるばかりで進取の心を失ってしまった」との見解を示した。

 そして、日本人は新たな事物や体制、世界を創造して何かを変えようという姿勢を持たず、既存の世界の枠組みの中で上を目指そうとしているに過ぎないのだと主張。「自分たちの国はもう十分に先進的であると考え、予め設定した人生のレール上で生きていけばいいと思っている」とし、研究開発に心血を注ごうとする気鋭の若い人材が非常に少なくなってしまっていると伝えた。

 記事は、現在の日本は「失われた30年」の前に成長した1960年代、70年代生まれが屋台骨を背負っているとした上で、「日本は進んでいる」という自尊心のなかで漫然と生き、「ゆとり教育」を受けてきた世代が社会を支え始める10年後の日本がどんなふうになっているかについては「本当に何とも言い難いのだ」と結んでいる。(編集担当:今関忠馬)(イメージ写真提供:123RF)