新型コロナウイルスで観光業は大打撃を受けているが、これまで海外からの観光客は年々増加を続けてきた。2019年は外国人観光客のうち約3割を中国人が占め、日本は中国人に最も人気の海外旅行先となってきた。中国メディアの百家号は17日、旅行先として日本がなぜ魅力的だったのかを考察する記事を掲載した。

 記事の中国人筆者は旅行が好きらしく、これまで国内外の様々なところを旅行で訪れたことがあるそうだが、その筆者にとって抜群に良い印象を残したのは日本で、「満足度が飛びぬけて高かった」と絶賛している。それまで抱いていた「アジアを次々と制圧した悪の国」という印象とはあまりにもかけ離れていて意外に感じたそうだ。

 筆者が最も心惹かれたというのは「日本人の民度」だ。あまりに礼儀正しいので、奈良のシカが「お辞儀」したときには、日本人があまりに礼儀正しいのでシカまで真似していると思ったほどだという。また交通ルールをきちんと守り、早朝の車通りが少ない時でも日本人が信号を守っているのを見たときは感銘を受けたとしている。

 また、「ごみ箱がない」ことにも感心したという。中国では都市の中心部には数メートル間隔でごみ箱が設置されているので、ごみが出たらすぐに捨てることができる。実際これによりかなり美観が改善されたはずだ。しかし、日本にごみ箱が見当たらないことに対して、「ごみ箱があると美観を損ない、設置と管理に税金を使うなら他のことに使ったほうが良い」と説明を受け、大げさに感じながらも、日本に来て初めて日本人がこれほど文明的だったことを知ったと称賛している。

 日本人の民度は中国からは称賛されているが、やはり筆者のように日本に来て実際に見なければ理解できないものだろう。観光業を活性化させる目的もあるが、日中関係をより改善するためにも、再び多くの中国人が日本に来て理解を深めてくれる日を待ちたいものである。(編集担当:村山健二)(イメージ写真提供:123RF)