急速な成長を遂げ、世界第2位の経済大国となった中国。各都市で高速鉄道や地下鉄などのインフラ整備が進み、都市部に暮らす人々の生活は豊かで便利になっている。しかし、中国全体を見ると大きな経済格差が存在するのが現状だ。

 日本も近年は格差が拡大傾向にあるものの、「成功を収めた社会主義国」と言われることもあるほど格差が小さいことで知られる。中国メディアの百家号は13日、「日本は世界で格差が最も小さい国の1つ」と伝えつつ、あらゆる面で「公平」さを実現させた国だと論じる記事を掲載した。

 記事は、中国が著しい経済発展を遂げたことを「誇りに思う」としつつも、地域ごとに見ると「発展の不均等が見られるのも事実」と指摘。世界の状況を見ると、開発は都市部から始まるために「地域ごとに不均等が生じ、発展の格差や貧富の差が見られるのは通常」としつつも、日本は都市部と地方の格差が小さく、人びとの貧富の格差も小さいがゆえに世界から羨ましがられる国となっていると主張した。

 続けて、日本のどこが中国人に羨ましいと思われるかについて論じ、1つは「社会福祉が手厚く、給料の格差がそこまで大きくない」ことを挙げた。社会福祉については、高齢者や子ども、障がいや難病を持つ人びとに対するサポートが充実していることや、給与についても「公務員と民間企業、さらには事務職と作業労働者を比べても、中国で見られるほどの格差がない」と主張した。

 他にも、日本では「国民全員が医療保険を受けられることや、子どもが平等な教育環境で学べること」を指摘。中国では病気の際に高額医療を支払えるかを心配して保険を購入しても、設備の整った病院で手術をしてもらえるかの保障はない。また、学校の設備や教師の水準も各地域で大きな格差が見られる。どの国にも改善すべき問題は存在しているが、こうして見ると中国人が日本の状況を羨ましく思うというのも理解できるのではないだろうか。(編集担当:村山健二)(イメージ写真提供:123RF)