中国のポータルサイト・百度に16日、新型コロナウイルスの感染拡大に伴って、日本の社会に生じた生活上の大きな変化について紹介する記事が掲載された。

 記事は、緊急事態宣言の解除以降落ちついていた感染拡大がここにきて再び加速していると紹介。日本政府は経済を動かす姿勢を崩しておらず、市民の間では感染に対する不安が再燃しつつあるとしたうえで、新型コロナの影響により日本社会に生じた大きな変化について4つ挙げている。

 1つめは、人付き合いを恐れる人が増えたこととした。もともと日本人は「孤独」を好む傾向にあり、人付き合いが薄れつつあったなかで、新型コロナの蔓延により人が集まる機会が減ったことで「社交恐怖症」に陥ったことを自覚する人が多くなっているとした。

 2つめは、潔癖症の拍車がかかる人が増えたとしている。日本はかねてより「潔癖」な国として知られ、日本国内の清潔さ、日本人の清潔を愛する意識は外国人に非常によい印象を与えてきたとしたうえで、新型コロナの影響により清潔へのこだわりがエスカレートしたと説明。「もちろん衛生に気を遣うのは良いことだが、実際のところは日常的な衛生を保っていれば十分。過度な潔癖は日常生活やメンタルに支障をきたすことになる」と伝えている。

 3つめは、飲食習慣の変化を挙げた。これまでコンビニ弁当や外食がほどんどだった単身サラリーマンの多くが、飲食店の休業や安全面への配慮から自炊をするようになったと紹介。テレワークが浸透したこともあり、自宅で料理に力を入れる人も多く、ジャガイモの皮すら剥けなかった人が家族から絶賛されるような料理を作れるようになったというケースも少なくないとした。

 そして4つめは、消費に対する欲求が低下したことを挙げている。自粛によって抑え込まれた消費意欲が自粛解除後に放出されることなく、必要な生活用品を買い足す程度の消費に留まり、盛大にお金を使う風潮が起きていないと伝えた。

 記事は、新型コロナにより日本の政府、社会それぞれが多くの影響を受けており、国民1人1人の生活状況や心理状態が変化したと紹介。変化には良い変化がある一方で憂慮を抱かざるを得ない変化もあり、これらの変化に適応しつつウイルスと長期的な戦いを展開しながら生きていく必要があるのだとした。(編集担当:今関忠馬)(イメージ写真提供:123RF)