中国の自動車生産台数と販売台数はともに世界一であり、中国は名実ともに世界最大の自動車大国といえる。しかし、中国メディアの捜狐は9日、中国は自動車保有台数こそ多いが、日本や米国に比べると「自動車の保有率が低いのはなぜなのか」と問いかける記事を掲載した。

 記事は、現在の中国全体の自動車保有台数は2億3500万台を超えており、これは人を驚愕させる巨大な数字であると主張。しかし人口1000人当たりの自動車保有台数を見てみると、米国は837台、日本は591台であるのに対して、中国はわずか173台に過ぎないと紹介した。

 続けて、「2億3500万台を超える車を保有しているはずの中国では、国民のわずか18%しか車を持っていない計算になるのはなぜか」と問いを提起しつつ、この問いに対して「中国は人口が多すぎる」と主張。2億3500万台を超える車を保有していても「母数が大きすぎるため、保有率が小さくなってしまうのだ」とし、これは中国の一人当たりGDPが小さいのと同じ仕組みだと説明し、「まだ伸び代があるという見方もできるが、GDPも自動車販売台数も母数ゆえの大きさ」であることを示唆した。

 一方で記事は、中国では人口1000人当たりの自動車保有台数は少ないものの、それでもすでに「渋滞」という災厄に見舞われていると指摘。自動車保有台数は将来的にはさらに伸びるであろうことを強調しつつも、一刻も早く渋滞問題に取り組まなければ、今よりもさらに自動車が増えた時に「今よりもさらに深刻な渋滞に遭遇することになるだろう」と指摘した。(編集担当:村山健二)(イメージ写真提供:123RF)