中国のポータルサイト・百度に12日、工業関係者なら「黄色のロボット」と言えばすぐにわかる、世界的で圧倒的な工業用ロボットのシェアを誇る日本企業、ファナックについて紹介する記事を掲載した。

 記事は、ファナックの歴史について、創業者の稲葉清右衛門氏が富士通にて1956年に日本初の数値制御装置を、59年には初めての電気・油圧パルスモーターを開発し、72年に富士通の一部門から子会社として独立したと紹介。長きにわたりハードウェアを主体とする数値制御システムの開発に携わってきたとした。

 また、74年に同社初のロボットを開発したのを皮切りに工業用ロボットの技術開発に力を入れ、世界で唯一の「ロボットがロボット生産する企業」になったとした。また、現在ではさまざまなサイズや作業セクションに対応した、240種類を超えるロボット製品を開発しており、世界に提供していると伝えた。

 そして、同社の生産するロボットには基本的に黄色の塗装が施されており、業界においては「黄色」が同社のイメージとして完全に定着しているのだと紹介している。

 記事は、同社の工業用ロボット販売額が2017年に世界市場の50%市場を占めたとしたうえで「一般人にはなじみがないかもしれないが、業界における実力はマイクロソフト級だ。もしファナックが亡くなってしまったら、世界の大部分の企業は操業が止まってしまう」という専門家の意見を伝えた。

  また、高齢化が進む日本では大規模な労働力不足が発生しており、ロボットが人間に代わって作業をするニーズが高まっていると紹介。このような社会的状況において同社は更なるチャンスを迎えていると伝えたほか、今後少子高齢化の波は世界にも広がることから同社の黄色いロボットがさらに活躍の場を広げることになるだろうとしている。(編集担当:今関忠馬)(イメージ写真提供:123RF)