日本は中国の食文化の影響を大きく受けているものの、同じ食材でも食べ方の違いに驚くことがあるらしい。中国メディアの百家号はこのほど、「日本人の変わったスイカの食べ方」を紹介する記事を掲載した。

 スイカは、夏の果物の代表格と言って良いだろう。スイカの約90%は水分で、汗で失われた水分を補い、疲労回復に役立つミネラルやビタミンも豊富に含まれているので夏にぴったりの果物だ。そんなスイカについて記事は、「驚くことに日本では塩をかけて食べる人がいる」と紹介。しかも、スイカを小さく切って食べることが多いと伝えた。

 記事はこの理由を、「日本ではスイカは高いから」と推測。少ししか食べられないので、少しでもおいしく食べようと「スイカの最もおいしい食べ方」を追求した結果が塩だったのではないかとしている。確かに、甘いものに塩辛いものをかけると、味の対比効果により甘みをより強く感じるため、お菓子作りなどでも使われる工夫だ。
 
 中国では、「日本のスイカは高い」という話が尾ひれを付けて広まっているため、塩をかける食べ方と結びついたのだろうが、実際にはあまり関係はないだろう。むしろ、汗で失われた水分と塩分の補給に、「塩をかけたスイカ」が重宝された可能性が高い。水分にミネラル、糖分、塩分の組み合わせはスポーツドリンクと同様の成分で、十分理にかなっている。

 いずれにせよ、夏バテ予防にスイカは効果のある食べ物だ。中国ではスイカは体の火照りを除いてくれる「降火」の効果があると重宝されている。記事は、中国のスイカは安いので日本のように工夫をして食べる必要はないとしているが、試しに塩をかけて食べてみたらどうだろう。そのおいしさに虜になるに違いない。(編集担当:村山健二)(イメージ写真提供:123RF)