中国では7日、新型コロナウイルスの影響により1カ月遅れていた大学入試「高考」がスタートした。中国メディア・騰訊網に同日、「中国の大学入試と日本の大学入試、どちらが名門校に入りやすいか」とする文章が掲載された。

 文章は、7日に「高考」がスタートしたことを伝えたうえで、今年は新型コロナの影響で丸1カ月実施が遅れたほか、ここ数日は活発な梅雨前線の活動により南部地域で豪雨災害が発生しており、受験生たちは例年とは異なる状況で試験に臨むことになったと紹介。「どんな状況にしろ、学生たちが良い成績を収め、志望校に入れることを願いたい」とした。

 そのうえで、中国で「高考」を受けて中国の大学に入る場合と、日本で試験を受けて日本の大学に入る場合の難易度について比較している。中国人を含む外国人が日本の大学に入る場合、留学生試験が大学入試に相当するとしたうえで、中国の著名39大学の合格率は2.1%なのに対し、日本の留学生試験を通じた上位30大学の合格率は11.2%となっており、中国の学生にとっては留学生として日本の大学に入る方がハードルが低いことを説明した。

 また、日本は少子高齢化の影響により、各学校で学生の獲得競争が激しくなっていると紹介。日本では十分な時間と予算さえあれば複数の学校に出願して試験を受けることが可能であり、この点においても自身が志望する大学、あるいはこれに準じるレベルの大学に入学できる可能性が高いとの見解を示している。

 中国人が日本の大学に入るためには、まず日本語の能力を身に付けることが必要であり、日本語の素養がない場合はまず日本の語学学校に入るところから始めなければならない。大学に入るためのハードルとしては、競争の激しい「高考」を突破しなければならない中国よりも低いかもしれないが、日本の大学に入る資格を得るまでにある程度の時間と努力が必要なのだ。(編集担当:今関忠馬)(イメージ写真提供:123RF)