中国のポータルサイト・百度に6日、「どうして世界で日本は中国よりもリスペクトされているのか」とする記事が掲載された。

 記事は、国際的な政治においても、各国の民間においても、日本はより文明的で礼儀正しく、好かれ、リスペクトされる印象にあるとしたうえで、その理由についての議論の中であるネットユーザーが「それは日本がすでに欧米に叩きのめされたからだ」との考えを示したことを挙げ、「的を射ている」とした。

 そして、日本が1960年代に高度成長を遂げ、80年代には世界第2の経済大国となり、半導体産業をはじめ米国が持つ科学技術の主導的地位まで脅かし始めると、ドルのレートが高すぎることで大量の貿易赤字を生んでいた米国は日本との貿易戦争を仕掛け、「日本がわれわれの知的財産を盗もうとしている」、「日本がわれわれの脳みそを盗もうとしている」といったニュースが盛んに報じられるようになったと紹介。「現在の中国が置かれている状況とほぼ変わらないのだ」と伝えた。

 そのうえで、米国は85年に西ドイツ、英国、フランスといった西洋の経済大国とともに、日本に対して円高を促進する「プラザ合意」への署名を迫ったほか、翌年には日米半導体合意を結び、日本からの対米半導体輸出に規制をかけたとしている。

 記事は、その後日本ではバブルが崩壊して長い経済停滞のトンネルに入ったことで「日本はついに米国から世界一を奪う夢から目覚め、平和で謙虚、礼儀正しい姿に変わり、現在に至るのだ」と解説するとともに、「アングロサクソンの世界では、誰かが新たな技術を発明すると『われわれの脳から盗んだ』と騒ぐのだ。一方で、彼らに対して従順で彼らの優位を認めれば、彼らからリスペクトを受けられるのである」と評した。

 その一方で、日本が世界からリスペクトを得ている理由として「日本が確かに、実際の礼儀正しさやモラルから世界の評判を得ていることも否定できない」と説明。「徳をもって人を納得させるからこそ、広く世界から賞賛されるのだ」と結んでいる。(編集担当:今関忠馬)(イメージ写真提供:123RF)