東南アジアには、ミャンマー、インドネシア、マレーシアなど日本に対して比較的友好な国が多い。中国人にとっては「戦時中、日本が進出した国もあるのにと不可解なようだが、なぜアジアには日本に好感を持つ国があるのだろう。中国メディアの網易は4日、ベトナム人が日本を「ますます好きになっている」と主張し、その理由について分析する記事を掲載した。

 記事が指摘したのは、第2次世界大戦後の独立は「日本のおかげ」との意識があることだという。長らく西洋諸国の植民地支配に苦しんでいたため、独立の助けになってくれた日本に好感を持っているとしている。その後、革新開放政策を進めたベトナムは、日本の資金や技術力が必要だったが、日本は安価な労働力を必要としており、双方の利害が一致したと記事は分析した。

 また、日本のベトナムへの投資はそれほど巨額ではないが、国民が生活の向上を実感するようなプロジェクトに精を出してきたと指摘。そのため国民全体が日本に対して好感を持つようになったとしている。例えば、日本が工場を進出させれば雇用が生まれ、そこで「1人が働くとその村の人全員が日本好きになる」と論じた。

 このほか、稲作の改善を手助けするという投資も労力もいらない簡単な方法で、生産量が増えたベトナム人に感謝されたと指摘。これは高速道路の建設よりもずっと安く日本の好感度を上げる方法で「日本人は賢かった」と嫉妬交じりに伝えた。

 中国はベトナムへの直接投資を増加させることで存在感を高めようとしてきた。しかし、だからといって国民が中国好きになるとは限らず、むしろ南シナ海における主権の問題などもあり、ベトナム人の反中感情は強くなっている。中国は日本について「資金をかけずに得をしながらベトナム人の心をとらえた」として妬みの気持ちがあるようだ。(編集担当:村山健二)(イメージ写真提供:123RF)