中国のポータルサイト・百度に2日、「どうして日本と韓国はいがみ合う一方で緊密な経済協力を展開しているのか」とする記事が掲載された。

 記事は、中国にとってそれぞれ隣国である日本と韓国は関係が悪く、しばしばメディアにて領土問題や歴史問題を理由として韓国市民が日本大使館前で抗議行動を行ったり、過激なパフォーマンスに及んだりすることがニュースとして取り上げられるとした。

 その一方で「おもしろいことに、日韓両国は経済や文化の往来がとても緊密なのである」とし、険悪な関係という側面を持つ一方で協力しあう一面を持つという日韓関係の複雑さを生んでいる要因として「歴史的な流れや、両国の国際政治における立ち位置が関係しているかもしれない」と伝えている。

 まず、韓国国内にはかつても現在も「親日派」が存在していることが、日韓関係が完全に険悪になることを防ぐ役割を果たしていると解説。韓国の社会や政府の中には日本との深いつながりを持つ人が少なからずいるため、経済や貿易、文化といった分野の往来や交流が積極的に行われているのだとした。

 次に、米国の地政学的戦略の影響を受けていると説明。第2次大戦終戦後、米国は日本と韓国をソ連に代表される社会主義陣営に抗うための、東アジア地域における戦略基地と位置付けたため、日本と韓国は自身が望むか否かを問わず必然的に関わり合う機会が多く生じるのだと伝えている。

 また、米国は戦後両国に対して広大な市場の機会を提供し、両国はその大きなメリットを享受して経済成長を実現したと紹介。この点においても米国を介して日韓両国がつながっているため、双方の往来も自ずと緊密になるのだと論じた。(編集担当:今関忠馬)(イメージ写真提供:123RF)