中国人にとって今の日本はかなり評価の分かれる国のようだ。日本に反感を抱く人がいる一方で、訪日観光客が増え続けていたことから分かるように、日本が好きな人も少なくない。中国メディアの網易は2日、日本を知れば知るほど、「中国人がいかに日本を誤解していたか」に気が付くと伝える記事を掲載した。

 記事は、多くの中国人は本当の日本を知らずにいるとしながらも、日本を訪れると「心から好き」になってしまうとして、特に感動する3つの点を紹介している。まずは「清潔さ」。日本はどこも清潔だが、それは一人ひとりが「清掃作業員」として貢献しているからだと伝えている。中国では道路などに常に清掃作業員がいて路上を掃いているが、清掃作業員を雇わなくても清潔な日本はまさに「一人ひとりが清掃作業員」と言えるだろう。また、物理的な意味だけでなく人の心もきれいだと称賛。中国人にはばかにされるところでもあるが、辛抱強くてばかばかしいほどルールを守り、社会がシンプルだと評価している。

 次は「人が優しい」こと。あまりに優しくしてくれるので「悪いことを企んでいるのではないかと怪しむほど」だと苦笑している。すぐに人を疑うのは残念な習慣だが、それが中国流の処世術なのだろう。店の従業員などはこちらが恐縮するほど辛抱強く親切で、気持ちが落ち込んだ時に日本へ行くと気分転換になるとしている。中国では店でも空港でも従業員が驚くほど不愛想だ。

 最後に、記事は日本には「便利」なものがたくさんあると紹介している。これは、日本製品が利用者のことを考えて設計しているからだろうと分析。家電が発展したのもそのためで、だから日本の家電は使い勝手が良く、世界の家電も日本製品を基準にしているのだと感心している。

 中国には日本に対する様々な「誤解」があるようだが、年々増加してきた中国人旅行者により、正しい理解が広まってきたのは良い傾向と言える。今は新型コロナウイルスの影響で国境を超えた移動が制限されているが、今後ますます正しい理解が深まることを期待したい。(編集担当:村山健二)(イメージ写真提供:123RF)