中国の国内総生産(GDP)は日本の3倍近くまで拡大し、中国経済の世界に対する影響力も拡大を続けているが、中国人としては「日本にはまだまだ敵わない」と感じる分野もあるようだ。

 中国メディアの百家号は6月30日、中国はGDPで日本を大きく上回っているが、「製造業」の分野では日本にまだ到底及ばないのが現状だと伝えた。

 記事は、中国のGDPが世界第2位となったことで、世界一の米国が比較対象とされるケースが増えていると主張する一方、経済規模の観点から見れば「米国は中国をまだまだ大きく上回っているのが現状だ」と強調。また、中国がGDPで日本を抜いたためか、日本が中国の比較対象とされることは多くないものの、中国が日本に学ぶべき点はまだまだ多いのが現状で、特に日本の「製造業」から学ぶべきことは多いと指摘した。

 続けて、製造業の強さを4段階で分類した場合、米国は世界のイノベーションを牽引する最上位に位置する国であり、日本やドイツはハイエンド製造業に強みを持つ上位から2番目に位置する国だと指摘。そして資源を輸出するだけの国が最下位に位置するとすれば、中国はミドルエンドからローエンドの製造業に強みを持つ上から3番目の国に過ぎないと論じた。

 続けて、中国人の多くは「中国は世界の工場なのに、製造強国でないはずがない」と考えているとしながらも、中国政府が2015年に「2025年までに世界の製造強国の仲間入りを果たし、35年までに製造強国の中堅入りを果たす」という目標を掲げたことからも「現在の中国が製造強国でないのは明らか」であると強調し、GDPで日本を抜いたところで製造業の強さという点では「中国はまだまだ日本に追いついてなどいないのが実情である」と強調した。(編集担当:村山健二)(イメージ写真提供:123RF)