中国メディア・東方網は1日、「日本料理は高い上に量が少ないと言われるのに、どうして高い人気を保ち続けているのか」とし、実際に和食のコースを体験した感想を紹介する記事を掲載した。

 記事は、中国における日本料理の人気は高く、1人で食事をする際も、デートや会食の際にも日本料理がかなりの頻度で選ばれると紹介。一方で「日本料理は高いしお腹いっぱいにならない」という人も多く存在するとし「それなのに、どうして人気を保ち続けているのだろうか」と疑問を提起した。

 その上で、広東省広州市にある日本料理店で板前の「おまかせ」コースを食べた感想を紹介している。記事の作者によれば、当日の仕入れ素材によって板前が料理を決める「おまかせ」コースで食べる高級和食が、ここ数年現地では徐々に流行しつつあるという。

 まずは、チーズ豆腐と魚の炙り、もずくという先付の3品。特にチーズ豆腐がお気に入りで「淡いチーズの香りと滑らかな舌触りがいい。量は多くないが、見た目も美しい」と評した。次に出てきたのはブリやマグロ、ヒラメなどの刺身5種盛だ。「つややかで色合いも美しく、とても新鮮。盛り付けも精緻であり、箸を動かさずにはいられない」と感想を述べている。

 続いては、マグロ、ブリ、ウナギ、アジの握り寿司である。目の前で板前が握ってくれた寿司は、酢飯の加減も程よく、ネタも新鮮でとても満足したと伝えた。さらに、マツタケの土瓶蒸しでは「出て来る料理の1つ1つにそれぞれ驚きや喜びがあるというのが、和食コースが好まれる点だ」と評するとともに、土瓶蒸しのスープの味わい深さ、カボスを加えた時の爽やかさが印象に残ったとした。

 「おまかせ」コースではこのほか、牛肉の一口ステーキ、タイの玄米煮、大エビのバター焼き、そして小豆が乗ったミルクプリンが出されたとのことで、いずれの料理も見た目と味わいそれぞれを高く評価している。

 そして、最後に「料理の形式が多く、バリエーションが豊かで、さまざまな次元の美食の楽しみを体感することができた。主食に偏り過ぎて不健康になることもない。本格的な日本料理が中国国内で高い人気を保ち続けているのも、うなずける」と評した。(編集担当:今関忠馬)(イメージ写真提供:123RF)