経済成長を遂げ、世界に大きな影響力を持つようになった中国。都市部を中心に給与水準は向上しているものの、給与の高い仕事はそう多くはなく、競争が激しいうえに仕事も非常にハードだ。

 一方、日本は中国から距離的に近く、気候や生活習慣も中国と似ているうえ、少子高齢化で人手不足もあったため、日本で働きたいと考える中国人は少なからず存在する。では、日本で仕事をする場合、どのようなことを理解しておく必要があるのだろうか。中国メディアの百家号は1日、日本の仕事環境を紹介する記事を掲載し、「日本で働く前に理解しておくべきことは多い」と伝えた。

 記事はまず、日本と中国で人の考え方が大きく異なっている要因について、「中国と違って、日本は歴史上、ほとんど大虐殺や民族大移動のような出来事が起こらず、社会はずっと安定し、分裂などもなかった」とし、中国人は個人主義であるのに対し、日本人は自分が属する組織や集団を優先する傾向があると指摘。それゆえ日本と中国では企業文化も大きく違っているのだと論じた。

 続けて、中国では会社組織に属していても各社員には「個人主義」の考え方が浸透していて、個人の能力が重視されるものの、日本企業では社員個人ではなく、チームが協力して仕事を行っていく「全体主義」が大切とみなされていることを忘れてはならないと紹介。さらに、日本企業では能力のある人でも入社してから日が浅いうちは「基本的な仕事しかさせてもらえない」ことも、中国人からしたらもどかしく感じる点だと強調したほか、日本では転職をあまりに多く繰り返すと忠誠心がない人だとみなされる可能性があることは「日本で働く前に理解しておくべきだ」と論じた。

 日本と中国の職場環境は大きく異なっている。中国では個人主義の考え方が一般的で、能力のある人は大きな仕事を勝手に次々とこなし、給料もどんどんアップする。また、終身雇用といった考え方はなく、少しでも良い給料の仕事が見つかれば、簡単に転職してしまうのも中国人の働き方なのだ。(編集担当:村山健二)(イメージ写真提供:123RF)