中国のポータルサイト・百度に1日、「日本はどうして第2次世界大戦で中国に負けたことを認めようとしないのか」とする文章が掲載された。

 文章は、1945年8月15日に日本がポツダム宣言を受け入れて無条件降伏したことについて「中国が14年に及ぶ抗日戦争についに勝利した。どの角度から見ても、中国は最後に笑った戦勝国なのだ」と伝えた。その上で「しかし、多くの日本人は第2次大戦で負けた相手は中国ではなく、米国とソ連だと認識している。これはなぜなのか」と疑問を提起した。

 その理由として、中国が米国と異なり戦争末期において日本に致命的なダメージを与えていなかったことに言及。1942年末に形勢逆転に成功した米国は徐々に日本本土へと接近していき、日本各地への空襲や沖縄占領を経て、45年8月に2発の原子爆弾によってとどめを刺したのに対し、中国は日本に原子爆弾を落としたわけでもなく、大きな海戦を繰り広げたわけでもないことから、日本人は「中国に負けたとは考えていない」のだと考察している。

 また、「日本が第2次世界において中国で犯した罪について全面的な清算が行われなかった」ことも、日本が中国に対して「負けた」という意識の薄さを生んだ要因の1つであると主張。東京裁判において「731部隊」に関する資料を米国が自国の利益のために隠匿し、日本を庇護したことがその例だと論じた。

 記事は戦勝国である米国と中国に対する日本人の認識の違いについて「日本が、かつて自らに深刻な打撃を与えた、軍事作戦能力が明らかに高い国にのみリスペクトを示すという性質を十分に証明するものである」とし、「強いものに媚び従う」姿勢は古代から変わっていないのだとの見解を示した。(編集担当:今関忠馬)(イメージ写真提供:123RF)