先進国の基準には明確なものがないため、定義する国際機関によって先進国に含まれる国は異なるが、日本はどの定義であっても間違いなく先進国だ。なぜ日本はここまで発展することができたのだろうか。中国メディアの今日頭条は28日、日本がここまで発展したのは「奇跡のよう」だと主張し、この奇跡が起きた理由を分析する記事を掲載した。

 記事は、一言で言えば「島国ならではの危機意識」が、日本をここまで発展させたと紹介。日本は中国から見れば「小さい国」で、1つの省ほどの広さしかなく、資源も少ないので常に危機感を抱いてきたと論じた。そのため、日本人は経済状態に関わりなく水も電気も節約する習慣を持っており、「優勝劣敗」の意識が日本人の心に根付いていると分析した。

 では、そんな「危機意識」はどのように日本の発展に寄与してきたのだろうか。記事は、戦前から今まで日本は6つの段階に分けて進化してきたとしている。最初の段階は「明治維新から第2次世界大戦まで」。西洋の技術と制度を導入して教育に力を入れたことで発展に弾みがついたと指摘。第一次世界大戦後は工業化が経済発展を後押しし、「債務国から債権国」、「農業国から工業国」へと大きく変化したと振り返っている。
 
 2番目の段階は「戦後の経済復興期」。米国による間接的な管理下に置かれて平和への道を歩みだし、朝鮮戦争の勃発で特需が発生し経済復興につながったと指摘した。3段階目は「高度経済成長期」。米国から先進的な技術を導入し、模倣、消化、改良により産業化・製品化して製造大国となり、世界第2位の経済大国へと成長した分析。4段階目には「安定成長期」。オイルショックを契機に企業経営の合理化と資源の節約、技術革新が進み、さらなる成長と安定を手にしたと振り返っている。

 5段階目は「バブル期とバブル崩壊」。急激な円高と金融緩和で投資ブームとなり、経済はピークを迎えたが後にバブルは崩壊。その後は6段階目として「バブル崩壊から現代まで」で、失われた10年とも言われたものの、科学技術の発展と教育を結合させた「持続的な発展」を続けていると称賛した。

 こうして振り返ってみると、日本は危機に見舞われるたびに生き残りの道を模索し、飛躍的に進歩してきたことがわかる。今まさに直面している新型コロナ問題においても、持ち前の「危機意識」が日本を救ってくれると信じたいものだ。(編集担当:村山健二)(イメージ写真提供:123RF)