日本製品の品質の良さは中国でも良く知られており、昔は中国で日本の白物家電は嫁入り道具になっていたほどだ。当時の日本製品の冷蔵庫や洗濯機は、いまだに壊れないと感心されている。最近では中国メーカーの台頭で、中国市場における日本製品のシェアは減ってきたが、それでも日本製品の質の高さが変わったわけではない。中国メディアの百家号は26日、「中国製品が進歩するためには、まず日本製品との差を認める必要がある」とする記事を掲載した。

 記事はまず、中国では「日本製品への賛辞」をたびたび耳にすると指摘。反日感情の根強い中国では不愉快に思う人も少なくないが、記事は「これは神話ではなく事実」と主張している。日本製品は本当に素晴らしく、世界中で認められているので、それを証明する必要も持ち上げる必要もないという。そのうえで、中国製品は日本製品との差を直視し、そこから学ぶべきだとしている。

 では、日本の製品はどれだけ品質が高いのだろうか。記事は、製造業では日本は少なく見積もっても中国よりも20年、ハイエンド分野ではそれ以上進んでいると分析。そして、中国は日本の先進的な技術の恩恵を受けていると主張し、中国の大病院の機器はほとんどが日本製かドイツ製であるほか、中国に最も技術を提供してくれた国は日本で、中国はその技術を学んでから自主開発してきたので、今の中国の科学技術があるのは日本のおかげと言っても過言ではないとした。

 では、日本の科学技術はどうなるのだろうか。記事は、「10年以内に日本を追い越すものは現れない」のではないかと推測。少なくともアジアの中で日本に追いつく国はないと主張している。中国では未だに日本製の古い機械を使っている工場もあるほどなので、日本に追いつくにはまだまだ時間がかかるとの見通しを示した。

 記事から、冷静な中国人は日本の科学技術を高く評価していることがうかがい知れる。こうした事実を直視できる人が増えて謙虚に学ぶようになった時こそ、中国は科学技術の分野で大きく成長するのかもしれない。(編集担当:村山健二)(イメージ写真提供:123RF)