社会主義国の中国では街のさまざまな場所で「スローガン」が書かれた横断幕を見かける。書かれている内容といえば、愛国主義を推奨するものが一般的だ。日本では中国のようなスローガンや標語を見かけることはないものの、お寺の門前にある「掲示板」に書かれた文章が味わい深くて面白いと中国で話題になっている。

 中国メディアの今日頭条は27日、日本のお寺の門前に掲げられている新型コロナウイルスにちなんだ標語を紹介する記事を掲載した。

 中国の街中にはお寺はあまり多くは存在しないが、日本でお寺は非常に身近な存在だと言える。記事はまず、日本にも中国同様「仏教の寺院がたくさんある」と紹介し、お寺の門前には味わい深くて、時にユーモラスな標語が掲げられていると紹介し、読む人の共感を得ていると伝えた。

 そして、最近は新型コロナウイルスにまつわる標語が増えており、多くの日本人の注意を引いていると紹介し、たとえば「コロナよりも怖いのは人間だった」、「昔魔女狩り今感染者狩り」、「気持ちまでウイルスに感染しないよう人の心を失うことなかれ」といったものがあり、「世相を反映している標語が多い」と分析。そしてその内容は中国人から見ても思い当たる節があるようで、「味わい深くて面白い」と伝えた。

 中国では愛国主義を推奨したり、マスク着用を促す標語が掲げられているのはよく目にするが、世相をユーモラスに反映させた標語を見ることはまずない。北京では第二波の感染が広がっていると言われるが、1日でも早く新型コロナウイルスの感染拡大が終息することを願うばかりだ。(編集担当:村山健二)(イメージ写真提供:123RF)