スマートフォンの所有率が80%の所有率となった日本で、いまだに一定のユーザーがいるのが「ガラケー」だ。現在では「フィーチャーフォン」などとも呼ばれる、いわゆる二つ折りの携帯電話を日本ではいまだ一定数の人たちが使い続けている。実際、中国人が日本の街角でこの折り畳み式のガラケーを目にすることもあり、なぜいまだに「ガラケー」がこれほど使われているのかと感じるようだ。中国メディア百度がこの点について分析している。

 まず、記事は日本の携帯市場が「ガラパゴス化」した背景について説明し、NTTドコモの「mova」、 「i-mode」などについて紹介している。その後、テレビのアンテナがついたタイプの携帯も登場し、日本のガラケーが、日本人のニーズに合わせて独自の進化を遂げ、改良され続けてきたことが人気の理由と紹介している。その後、多くの電機メーカーは携帯電話市場から撤退し、ガラケーを製造する企業も少なくなっているが、今でもこの使いやすさが人気の理由というわけだ。

 こうした背景から、今でも日本では一定数の人がガラケーを使い続けているが、その主な理由が「使い慣れているから」とい点。特に高齢者が多い日本では、ある程度の年齢からスマホに切り替えるのが心配で、これまで使い慣れているガラケーを使い続けているケースもある。例えば、高齢者はガラケーについている物理ボタンのほうが、ディスプレイ上に現れるボタンよりも安心するようだ。

 さらに、「費用が安く抑えられるから」という点もある。ガラケーは本体の購入費用も安い。さらに、パケット代がスマホよりもかからないガラケーは月々のコストも安い。こうした理由から、普段はパソコンやタブレットを使っている人が、携帯電話をガラケーのままにしているケースもあるようだ。

 とはいえ、今後ガラケーは徐々に減っていくものと終われる。高齢者のユーザーもやはり徐々にスマホに切り替えている人も多くなっている。また、スマートフォンの使い方を有料で教えるサービスまである。例えば、カメラのキタムラ「スマートフォン教室」などもあり、個別に親切にスマホの使い方を教えてくれる。

 「ガラパゴス化」の最たる例がこの日本のガラケー市場とも言える。とはいえ、携帯電話の開発技術は今でもスマホで使われている電子部品の多くが日本製であることも忘れてはならない。日本の携帯電話の開発技術は、ガラパゴス化しながらもスマホ市場で完全に淘汰されず、部品供給に形を変えてしぶとく生き残っていると言える。(編集担当:時田瑞樹)(イメージ写真提供:123RF)