中国では、日本は住みやすい国だと称賛されており、移住したいという人も多い。中国メディアの今日頭条は25日、「日本が世界中の人からうらやましがられている理由」として社会福祉を紹介する記事を掲載した。

 記事は、「医療」、「教育」、「育児」、「年金」など各方面で日本は福祉が整っていると紹介している。「医療」に関して言えば、国民皆保険なので誰でも医療が受けられると称賛。中国では重病にかかっても医者にかかるお金がないために自宅で死を待つ人は少なくない。記事は、日本の医療は「後払いだ」と感心しているが、中国は先払いなので、病院まで行っても払うお金がなければ医者に診てもらうこともできないのが現状だ。

 記事はさらに「育児」でも手厚いサポートが受けられると指摘。少子化の日本では出産にかかる費用の補助が受けられると紹介しているが、中国では一人っ子政策が緩和されるまでは、二人目以降の子どもを出産した場合、高額な罰金が科せられていたので信じがたく思うのだろう。日本ではほかにも、子育て中の世帯に対して、様々な補助金が用意されている。

 ほかにも、「教育」面では幼稚園や義務教育の無償化、奨学金制度があることを紹介。「年金」制度には国民年金と厚生年金があり、受けられる金額が異なっていると伝えた。ほかにも「企業内の教育制度」や「失業保険」、「生活保護」などの制度もあり、その多くが日本国民だけでなく日本に住む外国人にも適用されると感心している。記事では紹介していないが、特別定額給付金など、新型コロナで経済的に苦しい世帯や企業に対する救済措置も講じられている。

 記事は結びに、「日本国民はやはり幸せと言わざるを得ない」と称賛。安定した生活ができることの幸せを指摘している。こうしてみると日本の福祉もまんざらではないようだ。今回の新型コロナ問題では政府の対応の遅さが批判されているが、日本のような給付金などこれといった救済措置もないのに文句も出ない中国とは対照的だ。中国では国民も期待していないし、文句を言ったら大変なことになるという恐れもあるのだろう。福祉面では北欧諸国には及ばないものの、日本は少なくとも中国から見れば「うらやましすぎる」国なのかもしれない。(編集担当:村山健二)(イメージ写真提供:123RF)