日本人の勤勉さは世界で高く評価されているが、中国メディアの百家号は24日、「日本国民が勤勉だったからこそ、近代日本は国力の飛躍的な向上を実現させることができたのだ」と論じる記事を掲載した。

 近代日本が成し遂げた明治維新は政治や国家体制のみならず、工業国家への変貌という点でもまさに革命であったと言えるだろう。記事は、近代日本は明治維新で伝統的な封建制から整備された中央集権国家へと生まれ変わり、同時に工業国家へと変貌したと紹介し、「清王朝が失敗した大規模な変革に、なぜ日本は成功することができたのか」と疑問を投げかけた。

 続けて、日本が明治維新という革命を成し遂げ、経済面で飛躍的な成長を遂げることができたのは、日本がある一定の条件を満たしていたためだと主張し、その条件とは「日本人が勤勉だったこと」だと指摘。日本は江戸時代には戦乱のない平和な環境を構築しており、人口も18世紀初頭には人口が3000万人まで増え、世界有数の人口大国となっていたと指摘する一方、土地資源は有限であったため、日本の農民は農具の改良や治水の改善などを通じて労働生産性を向上させ、その過程で勤勉性が向上したという歴史人口学者の速水融氏が提唱した「勤勉革命」の考え方を紹介した。

 そして、江戸時代に勤勉革命を通じて日本人は勤勉になり、規律を重んじる国民性と合わせて工業国家へと変貌するうえでの基礎が整備されたと強調。また、日本は江戸時代の頃から教育が普及していて、一般庶民であっても寺子屋で教育を受けることができたと指摘、19世紀ごろには日本の識字率は世界有数の水準であったことも、その後の飛躍において重要だったと強調した。

 さらに記事は、このような条件が江戸時代の時点で整備されていた日本が明治維新という革命を成功させ、国力の飛躍的な向上を実現させたのは「ある意味で必然だった」と論じた。(編集担当:村山健二)(イメージ写真提供:123RF)