中国のポータルサイト・百度に24日、「日本の街が清潔でゴミが落ちていないのはなぜなのか」とする記事が掲載された。

 記事は、日本を訪れる外国人観光客の多くが日本の街の清潔さに驚きを覚えると紹介。特に世界有数の人口密集地である東京都心部の繁華街においても、ゴミ箱が少ないにもかかわらず散乱するゴミを見かけることが少ないとしたうえで、その理由について考察している。

 まず、学校における清掃教育を大きな要因として挙げた。記事は、小学校から高校に至るまで、日本の学校では児童や学生が自分たちで清掃を行うと紹介。昼食を食べ終わり、午後の授業が始まる前に学校全体が清掃時間となり、教室をはじめとする敷地内の掃除を分担して行うとし、このような活動を通じて身の回りの環境を清潔に保つ意識とともに、責任感を養うのであると伝えた。

 また、衛生環境の維持やゴミ処理といった面で日本が進んでいる最大の理由として、日本人が持つ独特の「集団主義」的思想があるとした。集団を重んじる日本人は、学校教育の中で自然と他人の指示に従って動く習慣が身に付いており、大多数の人が正しいと認識する考え方や行動に、個人が合わせていくのだと説明。それが、ゴミのポイ捨てを防ぎ、街を清潔を保つという社会的な習慣につながっているとの考えを示した。

 記事は、日本人全員が必ずしも集団に従う考え方を持っているわけではなく、ゴミをポイ捨てしたり環境を汚したりする日本人も確かに存在すると指摘。一方で、大多数の日本人は他人に悪い印象を与える行為を嫌う傾向にあり、「ゴミを正しく処理しない」という行為が他人に不快感を与える可能性が高いと認識するため、決められたルールでゴミを処理するのだと伝えている。(編集担当:今関忠馬)(イメージ写真提供:123RF)