中国のポータルサイト・百度に24日、日本人が日常的に謝罪の言葉を口にする理由について分析する記事が掲載された。

 記事は、日本人が常に「ごめんなさい」、「すみません」という2つの言葉を口にするとし、日本国内のニュースでは日常的に官僚や企業幹部、政府高官が謝罪をするシーンが報じられると紹介。こういった光景は中国や欧米では簡単には見られないとしたうえで、日本人がまるで合言葉のように謝罪を口にする理由を考察した。

 まず、日本人が日常的に謝罪する背景には、文化的な理由があるとし、日本人の意識の中では「謝罪=賠償」という式が成り立たないと説明。日本人はまず謝罪をしたうえで、相手の反応を見ながら自身の対応方法を調整して最終的に問題解決につなげる思考方法を持っているのだと解説し、この点で「謝罪=無条件の賠償」という中国式の考え方と大きく異なることを伝えている。

 また、「恥の文化」も日本人の謝罪に一定の影響を与えているとの見方を示し、「日本人は島国という閉鎖的な環境で生活してきたこともあり、自然災害や神仏に畏怖の念を抱く以上に、他人の視線や考え方を非常に気にする傾向がある」と分析。謝罪をしてもなお社会的な批判を強く浴び、精神的に追いつめられる可能性があると判断した場合、日本人は「死んでお詫び」をする方法をとり、自殺してしまうケースがしばしばみられるとした。

 その上で記事は、日本のテレビなどで見られる謝罪は「社会による当事者への批判を和らげるためのものにすぎないのだ」とし、日本人が謝罪をする時の思考回路はあくまでも「社会の反応」が中心にあり、社会の反応を見たうえで「正しい謝罪の方法」を選ぶのだと解説している。

 そして、日常的な交流やビジネスにおいて、日本人の謝罪についてその背後の目的をしっかり理解しておくことが大切だと伝え、「特にビジネスにおいて、日本人の謝罪は時として賠償に応じることのサインではなく、よりよい問題解決方法を探るための行動であるということに留意が必要だ」とし、問題が発生した際には謝罪の有無に関係なくまず当方としての態度を示すことが重要なのだと結んだ。(編集担当:今関忠馬)(イメージ写真提供:123RF)