日本はものづくりが強いと言われ、その高い品質は日本人のみならず世界中の人から認められている。では、なぜ日本は質の高い製品を生産できるのだろうか。中国メディアの今日頭条は22日、日本の工場視察から学んだ「日本製品が良すぎる理由」を紹介する記事を掲載した。

 記事の中国人筆者が紹介しているのは、ある日本の自動車部品メーカーだ。中国企業との違いが多く見受けられたとして「さすが日本には老舗企業が多いだけある」と感心し、特に4つの違いを紹介している。

 その1つが、ロット生産の代わりに「1つずつに生産する」方式を紹介。在庫の無駄を省き、不良品が出ても何千個の部品をすべて確認する無駄を省けると紹介した。2つ目は「U字型生産ライン」。無駄をなくしてコストを削減し、効率的だと称賛している。

 3つ目は、品質の保証のために「生産過程」を重視していること。中国の工場には品質を検査する専門の従業員がいるが、日本の工場にはほとんどいないと紹介。作業員自身が目視で確認し、不良品が出ると決まった箱に入れておき、後で技術者が原因を突き止めて生産ラインの作業員とディスカッションするシステムになっていると伝えた。

 そして最後に、「改善点は現場で出すこと」。作業員は何をどう改善したらよいか紙に書いて提出し壁に貼り、技術員は問題点を書き出し具体的な解決方法を細かく書き出す。設備の定期管理も一覧表にして見えるところに貼ってあるので、誰が見ても一目瞭然になっていたという。互いに良い刺激となり有言実行する動機づけにもなっていると分析し、「無い知恵を絞るだけで改善点は事務所でしか把握していない中国とは全然違う」と称賛している。

 日本が「高い品質の製品を作る」のは偶然ではなかったようだ。記事は、こうした方法は中国人には細かすぎる感じがするが、「だからこそ確かな仕事ができ、企業は長生きするのだ」と感想を伝えている。中国は製造強国を目指しているが、そのためには「細かすぎる」日本を真似する必要がありそうだ。(編集担当:村山健二)(イメージ写真提供:123RF)