日本では都道府県をまたぐ移動の制限が解除されたが、現時点では外国人観光客はまだ受け入れていない。日本旅行が大人気だった中国では「また日本に行きたい」と日本を懐かしむ人は多い。中国メディアの百家号は20日、日本を旅行で訪れた中国人は「日本人の細部への配慮や自律性に敬服したものだ」と紹介する記事を掲載した。

 日本のどんなところが、訪日中国人を感心させてきたのだろうか。記事は、日本では「民度の高い人が多い」と紹介。2014年のサッカー・ワールドカップで、日本代表の試合後に日本人サポーターがごみ拾いをして世界を驚かせたことがあるが、中国では「やらせではないか」という説がまことしやかにささやかれていたそうだ。記事の中国人筆者は、そのくらい中国ではありえない話だが、日本に来れば納得できると指摘。日本ではエコ意識が非常に高いので、日本人が試合後にごみを集めるのは自然なことだったと意識の高さを称賛している。

 さらに、日本では「サービス」が行き届いていて細部にわたる配慮が見られると称賛。中国ではようやく自販機を見る機会が増えてきたものの、売り物は冷たい飲み物ばかりなのに対し、日本では温かい食べ物まで買えると便利さを紹介した。また、中国では一人で出かけることが困難な車いす利用者も、日本では自由に公共の乗り物に乗れるとサービスの良さを伝えている。日本のバスにはスロープが付いていて、車高が下がるニーリング機能の付いた車両もあり、運転手も手伝ってくれるので、1人でバスに乗ることができると感心。電車などの公共の乗り物も、障がい者に対応しており非常に親切である。

 他にも、日本にはわずか1分間インターネットに繋がらなくなるだけで謝罪するホテルや、電車が20秒早く出発したことを謝罪する会社もあると紹介。日本には「尊敬しないわけにはいかない、多くの衝撃的なことがある」と称賛し、中国人が学ぶべきことは多いと締めくくっている。

 このように、旅行を通じて日本の良さは中国人にも広く知られるようになってきたようだ。どんなに良い習慣でも、ネットの動画を見るだけでは「やらせでは」と疑われることもあるようで、やはり実際に来てみないと分からないことは多いのだろう。新型コロナで海外旅行へ行けない状態だが、多くの中国人が「民度の高い国」日本に行ける時を首を長くして待っているに違いない。(編集担当:村山健二)(イメージ写真提供:123RF)