中国のポータルサイト・百度に20日、日本の家電製品が中国で自国ブランド品にシェアを奪われている背景には、「日本製品の品質が良すぎる」ことがあるとする文章を掲載した。

 記事は、現在の中国の家電分野では美的(Midea)、格力(GREE)などの中国の大手メーカーが大きな市場シェアを獲得しており、国内消費者の自国ブランド志向がますます進んでいると紹介。一方で、今世紀初めごろまで中国の家電業界をリードし、大きな支持を集めていたパナソニック、日立、東芝といった日本の家電ブランドは徐々に中国での顧客を減らしつつあるとした。

 そして、現在でも日本メーカーは中国での販売を続けているものの、すでに国産ブランドの地位をひっくり返す勢いはなく「概ね、敗走状態にある」と評したうえで、その理由について分析している。

 まず最初に挙げたのは品質の問題だ。日本の家電が中国で成功した秘訣は品質の高さにあったとする一方で、現在の敗走局面を作った要因の1つとなったのも「日本製品の品質が良すぎること」にあるとの見方を示した。品質が良すぎるためなかなか新しい機種に交換できないことが、新しいものを求め続ける中国の消費者から歓迎されなくなりつつあるとの考えだ。

 また、日本の家電製品は価格があまりにも高すぎるというのも大きな要因だと指摘。同じ性能の家電製品を比較した場合、日本メーカーの製品は中国メーカー品の倍ほどの値段であるとし、価格面でも中国人消費者の買い替えニーズをつかむことができなかったとしている。

 記事は「中国製品は日本の3割のコストで、日本の80%の品質を持つ製品を作れる」とし、低コストでなおかつ品質も及第点に到達した中国ブランド品をより多くの消費者が選ぶようになったと伝えた。さらに、家電製品を地方の農村へと送る「家電下郷」政策で中国ブランド品の知名度や人気が高まったことも、日本の家電製品が中国でのシェアを減らすきっかけになったとも説明した。(編集担当:今関忠馬)(イメージ写真提供:123RF)