日本が韓国に対して半導体材料の輸出管理強化を行ってからまもなく1年が経過する。日本が韓国をホワイト国から除外した際、韓国が激しく反発したことは記憶に新しい。

 中国メディアの騰訊は18日、日本の輸出管理強化によって半導体材料の国産化を余儀なくされた韓国が、輸出制限の対象だった高純度フッ化水素の国産化に成功し、量産化を開始したと伝える記事を掲載した。

 記事は、日本が韓国に対して「フッ化ポリイミド」、「レジスト」、「フッ化水素」という半導体の生産に必要な材料の輸出を制限したのは2019年7月のことだったと伝え、日本が韓国をホワイト国から除外したことによって、日本企業は韓国に半導体材料を輸出する際は日本政府の許可を得ることが必要になったと紹介した。

 続けて、韓国企業は当時、フッ化水素のほぼすべてを日本からの輸入に依存していたため、輸出管理強化は韓国の半導体メーカーにとって大きなリスクとなったと指摘する一方、韓国企業は半導体材料の国産化および量産化に乗り出し、韓国企業がこのほど純度99.999%の高純度フッ化水素ガスの量産を開始したことを紹介。日本企業が生産するフッ化水素ガスの純度は99.999999999%であり、韓国企業のものよりはるかに純度は高いとしながらも、韓国企業のフッ化水素ガスでも十分に半導体生産に使用可能だと指摘した。

 また、韓国では「レジスト」の国産化も進められているとしながらも、高品質なレジストやフッ化水素の量産が可能になるまでは、韓国の半導体メーカーは日本依存から完全に脱却することは不可能だと指摘。韓国でフッ化水素ガスの量産化がはじまり、日本企業の競争力が低下したのは事実だとしながらも、韓国半導体メーカーは今後も日本による束縛を受けることになるだろうと指摘した。(編集担当:村山健二)(イメージ写真提供:123RF)