中国メディア・東方網は19日、日本を旅する際に知っておかないと大きな誤解をしかねない日本の風習について紹介する記事を掲載した。

 記事は、日本人について見た目から文字、文化など多くの面で中国人に近い一方、異なる風習も存在するため、日本を訪れる中国人は特に注意が必要だと紹介。現地の習俗に留意することは、旅行体験をより良いものにすると同時に、タブーを理解して要らぬ面倒が起きるのを避けることになると伝えた。

 そのうえで、中国人と異なる風習の例として、日本人が特に白い色を好んで用いることに言及。中国でも白は純潔を想起させることもあるが、通常はあまり縁起が良くない印象を与えるとする一方、日本では白は純潔かつ神聖な色とされているため、寺社や商店などで普通に「白地に黒」の提灯が用いられるとしている。

 また、もう1つの例として「カラス」を取り上げて説明。中国ではカラスは縁起の悪い鳥とされている一方で、日本では神話に登場する縁起物として扱われることがあるとした。そして、神武天皇が日向の高千穂から大和へと向かう際に道案内をしたとされる八咫烏(やたがらす)の話を紹介した。

 白と黒の組み合わせにしても、カラスにしても、日本と中国とで概念が「真逆」というわけではなく、日本でも場合によっては白と黒が葬式を想起させることもあれば、カラスを不気味な生き物と捉えるケースも多少なりとも存在する。「同じようで実は微妙に異なる」からこそ、日中間の異文化コミュニケーションは独特の難しさを持っているのである。(編集担当:今関忠馬)(イメージ写真提供:123RF)