新型コロナウイルスのパンデミックにより、日本を訪れる中国人旅行客はほぼゼロになってしまったが、かつて日本は中国人旅行客にとって人気の旅行先だった。

 今でも中国のネット上では「新型コロナが収束したら、また日本に行きたい」という声が溢れているが、中国メディアの今日頭条はこのほど、以前に日本を旅行したことがあるという中国人の手記として「日本はまるで上海に来たのかと錯覚してしまうほど、中国人にとって居心地の良い場所だった」と振り返る記事を掲載した。

 記事の中国人筆者は数年前に日本を訪れたことがあり、その際は「滞在中、少なからず不便があった」という。日本で初めて路線バスに乗った時も、運賃の見方がわからず、小銭もどれだけ用意すれば良いのか手間取ることがあったと振り返っている。とはいえ、数年前の時点で日本は「中国人が旅行するには便利な国だった」と伝え、なぜなら日本語が解らなくても漢字から意味を大まかに汲み取れたからだと論じた。

 続けて、中国人筆者はネット上で「日本はまるで中国にいるかのような錯覚を覚える」というコメントを目にして、「どれほど日本が変化したのか」興味を抱き、自ら紅葉の時期に日本を訪れたという。実際に訪日してみると、以前に訪れた時と比較すると「中国人旅行客への対応が充実していて、中国語での案内表示や説明、アナウンスが明らかに多くなった」ことに気づいたと紹介。現金を引き出すために利用したATMの画面、食事の際にメニューを注文するタッチパネル、IC交通カードにお金をチャージする機械の画面などで、中国語を選択することができてスムーズに対処できたと振り返った。

 また、中国ですでに浸透しているモバイル決済アプリが、日本のコンビニでも普通に使えるようになっていたことには大きな驚きと同時に感動したと紹介。他にも「どこで買い物をしても、中国語の会話を聞きつけると中国人店員がすぐに来てくれた」ことも、以前とは違う点だったと論じた。

 記事の中国人筆者は「日本では中国語でのサービスが飛躍的に増えた」ことを実感したと伝えつつ、「新型コロナが収束したら、また日本に行きたい」、「日本はまるで中国にいるかのような錯覚を覚える」という声があがるのも不思議ではないことを伝えた。(編集担当:村山健二)(イメージ写真提供:123RF)